ひどい胃痛や吐き気の原因は胃酸過多かも!病院で治療しよう

胃酸過多は1つの症状のように捉えられていますが、慢性的に症状が続き、改善が見られない場合は病気の可能性が強くなります。胃酸過多が悪化するとひどい胃痛や吐き気を感じるようになったり、胃炎や胃潰瘍などの病気を発症するリスクも高くなるので、早めに病院で治療するようにしましょう。

何科で治療できる?

胃痛、胸焼け、吐き気などの症状が激しく、胃酸過多の疑いがある場合は、胃腸内科か消化器内科を受診するようにしましょう。しかし、もし胃腸内科にも消化器内科にもすぐに行くことができない場合は、内科へ行って診断してもらいましょう。慢性的な胸焼けは逆流性食道炎の可能性が高いので、そのような病気に詳しい医師がいる病院を選ぶことをおすすめします。

診察方法

病院では、胃液の酸度や胃酸の分泌機能を調べる検査が行われます。胃酸過多の場合は他の病気が原因となっている疑いがあるので、胃を中心にX線検査や内視鏡検査(胃カメラ)が行われます。それによって、原因となっている病気の診断を行います。

胃液検査

胃液検査は次のように行われます。口または鼻から医療用のチューブを差し込み、胃に到達させます。そこから胃液を採集し、その胃液の酸度を調べることで、胃酸過多であるかどうかの診断をします。

内視鏡検査(胃カメラ)

内視鏡検査(胃カメラ)は、日本では消化器内視鏡検査の中で、最もよく行われている検査です。のどに麻酔をかけて行う病院と、そうではない病院があります。超小型のカメラを口から胃に入れて、胃の内部を見ることで検査を行います。内部の様子を録画したり、写真撮影したりします。近年では、内視鏡は外径約5mmにまで小さくなったので、体への負担も軽減されています。内視鏡検査(胃カメラ)によって、逆流性食道炎、慢性胃炎、胃潰瘍、胃十二指腸潰瘍、胃がんなどの病気が診断できます。

X線(レントゲン)検査

バリウムという造影剤を飲むとX線が胃を透過しなくなるので、胃のX線(レントゲン)検査ができます。バリウムを飲んだ後に特殊な診察台に乗り、X線(レントゲン)撮影を行います。胃全体を見ることができ、検査も低コストで済みます。ただ、この段階で何らかの症状が見つかった場合は、より詳しく調べる精密検査として内視鏡検査(胃カメラ)を行います。

治療方法

胃酸過多の原因となっている病気が発見された場合は、その治療を行います。それと並行して、胃酸過多に対する薬物治療や食事指導なども行われます。ストレスが原因で胃酸過多が起こっている場合は、心理カウンセラーによるカウンセリング治療が行われる場合もあります。

薬物療法

薬物療法として使用される内服薬には、食道や胃の粘膜を守る薬、食道や胃の食べ物を送り出す運動を亢進させる薬、胃酸の分泌を抑制する薬などがあります。胃酸の分泌抑制剤は胃酸過多に大きな効果があると報告されています。酸分泌抑制剤は、他の薬剤と併用することで治療効果が上がります。症状や重症度、他の疾患の有無などを考慮しながら、薬物療法で使われる処方薬が決められて行きます。
詳しい薬については関連リンクをご参照ください。

関連リンク: 胃酸過多を抑える薬(処方薬)

食事指導

胃酸過多の原因として、暴飲暴食や食生活の乱れが挙げられます。胃酸過多を引き起こす食べ物は何かを知ってそれらを避ける、胃にやさしい食べ物を摂るようにする、食べ過ぎない、飲酒・喫煙を控えるなど、普段から自分で行える治療も多くあります。それらに関し、栄養士による食事指導が行われることもあります。

カウンセリング治療

胃酸過多は、ストレスが原因で引き起こされている場合や、他の要因とともにストレスが大きな要因となっていることが多くあります。心理カウンセラーというと、精神的な病気を治すために必要なイメージがあると思いますが、胃酸過多や高血圧など、ストレスが大きく影響する病気に対しても重要な役割を果たします。心理カウンセラーによるカウンセリングを受けることで、ストレスが緩和し、胃酸過多の症状が改善されることも多くあります。
 

 ページの先頭に戻る