胃にやさしい食べ物・胃酸過多を悪化させてしまう食べ物

胃酸は食べ物を消化するために分泌されるものなので、胃酸過多の症状には普段の食事内容が大きく関係しています。胃酸過多の方は、なるべく胃にやさしい消化の良い食べ物を摂り、胃酸過多の原因となる食べ物は避けるようにしましょう。ここでは胃酸過多を抑える食べ物と、胃酸過多を促進させてしまう食べ物をご紹介します。

胃酸過多を抑える食べ物

胃酸過多を抑えるためには、胃の中に溜まっている時間(胃内停滞時間)が短い食べ物を選ぶことが大切です。そうすれば、消化で胃にかける負担が最小限になります。わかりやすく言えば「消化が良い食べ物」を選ぶということです。以下で具体的な食材をご紹介します。

また、食べ過ぎずに腹八分目を心がける、寝る前には食べないなど、食べ方によっても胃酸過多を改善することができます。

キャベツ

キャベツには、ビタミンUが豊富に含まれています。ビタミンUはキャベツの搾り汁から発見された成分で、別名をキャベジンと言います。

ビタミンUの効果には、以下のようなものがあります。
・胃酸の過剰な分泌を適度に抑える
・胃酸から胃壁を守るための粘膜の生成を促進する
・傷ついた胃壁を修復する

キャベツは食物繊維を多く含んでいるので、お通じを良くし、腹圧を下げる効果もあります。腹圧が下がると、腹圧の上昇による胃酸の逆流を防ぐことができます。

ヨーグルト

ヨーグルトには乳酸菌が多く含まれており、便秘解消の効果がありますが、乳酸菌は腸内細菌だけでなく、胃の中の悪玉菌も退治して、善玉菌を増やす効果があります。

ヨーグルトには、他の乳製品同様、胃の粘膜を保護する働きもあります。また、胃酸を中和する働きもあるので、食前や空腹時にとると大変効果的です。逆流性食道炎の方にもおすすめの食べ物です。

大根おろし

大根おろしには消化を助ける酵素が豊富に含まれています。大根おろしはアミラーゼ(でんぷん分解酵素)、プロテアーゼ(たんぱく質分解酵素)、リパーゼ(脂肪分解酵素)などをたくさん含んでいるため、消化を促進し、腸内環境も良くしてくれます。

胃酸をコントロールする働きもあるので胃酸過多を改善し、胃もたれや胸焼けも解消してくれます。

豆腐

豆腐は良質な植物性タンパク質を含む大豆製品で、栄養価も高く、消化も良い食べ物です。本来は固いはずの豆が柔らかく加工してあるので、胃に負担がかかりません。食欲がないときでも良質なタンパク質を摂取できるのでおすすめです。タンパク質が不足すると胃の回復力が弱まってしまうので、胃もたれなどのときには特に、豆腐などの食べやすい食材でタンパク質を補うことが大切です。

胃酸の分泌を促進させてしまう食べ物

胃酸の分泌を促進させる食べ物を避けることで、胃酸過多の悪化を防げます。刺激の強いものや、消化の悪いものを摂りすぎると、胃酸の分泌が過剰になってしまいます。以下で、気をつけるべき食べ物を見てみましょう。

刺激物(香辛料や酸味のあるもの)

唐辛子、わさび、こしょう、チリパウダーなどの香辛料は胃液の分泌を促進させます。また、柑橘類などの酸味のある食べ物、酢を使った料理など、酸性度の高いものも胃酸過多の原因になります。このような刺激物はなるべく避けるようにしましょう。

繊維の多いもの

食物繊維を多く含む食べ物は消化に時間がかかり、胃に負担をかけてしまいます。玄米、パイナップル、ゴボウ、レンコン、セロリ、たけのこ、さつまいも、ほうれん草の茎の部分などは、胃酸の分泌を促進させるので注意が必要です。食材を細かく切る、加熱時間を長くするなどの工夫も大切です。

脂肪分の多いもの

脂肪分の多い肉類や加工食品、揚げ物などの油っぽいものなどは、胃の中に溜まっている時間(胃内停滞時間)が長く、胃酸の分泌を刺激し続けてしまいます。また、チョコレートやケーキなどの糖分が高いものも、消化に時間がかかるので注意が必要です。食べ過ぎると胃に負担がかかり、胃の運動機能が低下します。
 

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